生油粕の成分
(3回絞りの場合)
チッソ 5,3%
リンサン 2,0%
カリ 1,0%
SUGOI-ne栽培でない鉢、畑、庭も下記のようにすれば、
簡単に炭素循環栽培法に改良できる。
○ 鉢植えの場合
SUGOI-ne2号ゴールドを表面に1〜2cmの厚さにマルチングする。
これに生油粕をパラパラ撒く。
潅水する。
これで完了である。
これでラン菌が繁殖しSUGOI-neを分解するが、ラン菌が急速に繁殖するためには、
最低温度8℃以上必要である。
したがって、この気温以上の時期であれば何時でも良い。
SUGOI-neの上に生油粕を与えた場合は、直ぐに材木腐朽菌であるラン菌が分解を始めるから、
嫌気性菌の酵母菌、乳酸菌のように醗酵腐敗しないから、ほとんど臭くはない。
鉢は限られた小さなエリアだから、少なくとも一年に一回はSUGOI-neを補充して、
SUGOI-ne源液1000倍を時々与えること。
○ 畑の場合
SUGOI-neを330u(1反歩)あたり300kg表面に散布。
これに生油粕100kg。
この状態で10〜20日放置する。
又は5cm浅く耕す。
深くは耕さないこと!
深く耕すと、材木腐朽菌が繁殖しないで、嫌気性の菌が繁殖して、
炭素循環栽培法ではなくなるから注意してください。
近頃の・・・・堆肥農法、乳酸菌農法と同じになってしまう。
(この堆肥農法、乳酸菌農法は嫌気性菌による窒素循環栽培法である。)
このようにすると、表土に材木腐朽菌が繁殖し、健康な土になる。
これを毎年繰り返すと、植物自生地における善玉菌が勝ち組みの土壌になる。
生油粕には窒素が約4%含有しているから330u当たり4kgの窒素になる。
SUGOI-ne由来の窒素、材木腐朽菌の菌糸の窒素が加わるから、
ほとんど植物が作れる。
足りない場合は、尿素を施与する。
燐酸は、材木腐朽菌が生油粕、SUGOI-neを分解して供給するから不足しない。
材木腐朽菌の働きによる炭素循環栽培法は、燐酸固定の問題をなくしたことである。
ここが、最も重要な所である。
カリは土壌、SUGOI-neから供給されるから充分である。
○ 庭の場合
地面に枯れ落ち葉を撒く。
生油粕をパラパラ撒く。
SUGOI-ne2号ゴールドを撒く。
潅水する。
秋に行えば、冬の間、材木腐朽菌は繁殖しないで、
春、サクラの咲く頃から繁殖を始める。
日本の自然の山、原野では、こういう状態である。
○ 株元にマルチする方法
イチゴ、ナス、トマト、スイカ、メロン、タマネギ、にんにく・・・・
枯れ落ち葉の中に自生した原種から作物に改良した野菜。
株元に20gから30g位、マルチングする。
このようにすると、青枯病、立ち枯れ病など連作で起こる病害を防ぐことができる。
更に、これを毎年行うことで、土壌に枯れ落ち葉の炭素循環を構築することができる。
ナス、トマト、ピーマン、メロン、スイカ・・・こういう野菜の畑に、
堆肥を入れても連作障害、病害を防止することが出来ないのは、
自生地では枯れ落ち葉と材木腐朽菌の炭素循環で進化した植物に、
窒素を多く含んでいる堆肥、バーク堆肥などの有機物を投入すれば、
嫌気性菌の酵母菌、乳酸菌などの菌が繁殖し、窒素循環の土壌が出来るからである。
この窒素循環の土壌は、病害菌の好む環境で、畑が新しい間は、作物は簡単に
素晴らしい生育をするが、連作するにしたがって、良く出来なくなるのは、
この窒素投与によって、棲息する微生物が変るからである。
多くの有機物を投与しても、畑を改良できないことになる。
ここのところが、これまで解からなかった。
なぜなら、ランという菌根植物からの目線で、作物栽培の研究が、
農業関係の研究者で行ったところ、人がいないからである。
農業とラン界が・・・同じ植物なのに交流がなかったからである。
みな縦割りの研究で行われているからである。
宇井清太のラン菌の新発見によって、SUGOI-neの開発によって、
ようやく、枯れ落ち葉の炭素循環と植物の関係が明らかになってきた。
植物の、作物の根圏における微生物が少しばかり解きほごされてきた。
堆肥というのは・・・あくまでも窒素循環
枯れ落ち葉は・・・・炭素循環。
菌の種類が違うのである。
枯れ落ち葉の中に自生した植物は、あくまでも炭素循環である。
それに、少しの窒素を投与すれば増収するということである。
鉢、畑、庭・・・を
炭素循環栽培法にするには
HOME
kouza 38a